国際磁気共鳴医学会 (ISMRM2025) 受賞報告

ISMRMは磁気共鳴医学分野における世界最大規模の国際学会であり、その中でもImaging Neurofluids Study Groupは脳脊髄液や間質液などの神経流体イメージングに特化した専門グループです。この分野での受賞は、田中先生の研究が国際的に高く評価されたことを示しており、当科の関連施設を含めた研究力の高さを改めて証明するものといえます。

Yuya Tanaka,^1,2 Koji Kamagata,¹ Yuya Saito,¹ Kaito Takabayashi,¹ Wataru Uchida,¹ Christina Andica,^1,3 Akifumi Hagiwara,¹ Akihiko Wada,¹ Toshiaki Akashi,¹ Osamu Abe,² Shigeki Aoki¹ The coupling of global brain activity and cerebrospinal fluid flow as a potential predictive marker of amyloid-β accumulation.

所属

1. Department of Radiology, Juntendo University Graduate School of Medicine, Tokyo, Japan 2. Department of Radiology, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo, Tokyo, Japan 3. Faculty of Health Data Science, Juntendo University, Chiba, Japan 

ひとこと

順天堂大学で取り組まれた研究での受賞です。この研究は、全脳活動と脳脊髄液流動の結合性が、アルツハイマー病の最初期段階とされるアミロイドβ蓄積を予測するマーカーとなる可能性を探究したもので、アルツハイマー病の超早期診断や病態理解に重要な示唆を与える内容となっています。このような賞を頂戴し、身に余る光栄に存じます。錚々たる諸先生方のご指導の賜物であり、重ね重ね御礼申し上げます。引き続き研究に励みますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。