2025年9月17〜21日、第48回 欧州神経放射線学会にアジア・オセアニア代表として招聘参加しました。東西文化の懸け橋であるトルコのイスタンブールで開催され、世界で唯一2大陸にまたがる都市という地形的特徴を活かし、「アジアVSヨーロッパ」という画像診断の世界大会が行われました。
第48回 欧州神経放射線学会にアジア・オセアニア代表として招聘参加(一番右が越野先生)
World Federation of Neuroradiological Societies(WFNRS)という世界の神経放射線学会の連盟があり、日本神経放射線学会よりWFNRSのYoung Leaderを拝命しております。そのような関係で、今回併催されたアジア・オセアニア神経・頭頸部放射線学会のTchoyoson Lim会長より「アジア・オセアニアチームとして一緒にヨーロッパと戦ってくれないか?」と直接お声掛けをいただきました。
アジアVSヨーロッパ
米国の有名なクイズ番組Jeopardy!に倣って、クイズ形式で両チーム交互に回答していきました。解剖の詳細な英語名を回答する問題は難しかったですが、両側側頭動脈や両側椎骨動脈の周りに炎症が起こっている画像はGCA(巨細胞性動脈炎)と即答できました。

大会の様子
私の留学先であるパリ第6大学附属病院Pitié-Salpêtrière HospitalのDarío Herrán de la Gala先生が司会をされ、大会終了後はボスが一緒であることや、私のパリの親友が同僚でカナダに留学中であることなどの談笑をしました。世界広しといえども狭しですね。

イスタンブールは猫の街