サルコペニアプロジェクト
研究代表者:花岡昇平
サルコペニア (sarcopenia) とは骨格筋量と機能が低下する病態のことであり、日常生活の機能低下、転倒、死亡率と関連しています。加齢に伴って起きるだけでなく、膠原病などの若年患者にも多く見られることが知られており、これらの疾患の管理において大きな問題となっています。
本研究室では、任意のCT画像から全自動でL3椎体中央レベルの骨格筋をセグメンテーションするツールを軸に、同レベルの内臓脂肪・皮下脂肪領域の抽出、各種統計値の抽出を行うシステムを確立しています。
この成果は、さまざまな加齢・疾患・術後予後予測タスクに応用される予定です。


文献
- Hanaoka H, Kikuchi J, Hiramoto K, et al. Sarcopenia in patients with rheumatic musculoskeletal diseases. Int J Rheum Dis. 2023;26(10):2007-2013. doi:10.1111/1756-185X.14856